7月17日(土) 連休初日の本日はSCRAPが企画したリアルナゾトキゲーム*1に参加してきました。
※注意※
- 曖昧な記憶のまま書いているので、一部内容が実際と異なるかもしれないけどご了承を。
- 以下の文章・写真には謎解きに関するネタバレが含まれています。既にイベントは終了しているので問題はないとは思いますが念のため。
- レポート中、およびリンク先に掲載されている本イベントに関する謎・文章その他の著作権は恐らくSCRAPに帰属しています。
◆その他レポートはこちら
イベント概要
リアルナゾトキゲーム
ある美術蒐集家の遺した日記
−有元利夫の"隠された絵"を探せ−
ある美術蒐集家の遺した日記から謎の記号が発見された。
その記号には、有元利夫の幻の名画のありかが書かれているらしい。
暗号を元に庭園を探索し、幻の名画をあなたは見つけ出すことが出来るだろうか。
という事で、残された日記を手がかりに庭園内を探索して謎を解き、秘密の場所へ行って幻の名画を見つけ出すことが今回の目的です。
集合
前回の「終わらない修学旅行からの脱出」で知り合った仲間(K氏&Sさん。)と午前10時に東京都庭園美術館前に集合。今日もむちゃくちゃ暑い。天気良すぎ−。
開園の15分くらい前に入口に着くと観光バスと若干の人だかり。でもどう見ても年齢層がナゾトキのそれではない。「どうやらただの観光客のようだ」 ま、普通の美術館ですからね。観光で来る人も居るよね。
開演まで脱出ゲームの話をしていると来月の「二重密室からの脱出」の話に。俺はJ:COMを使っていないので先行発売に参加できず、2日後(19日)に予定されていた一般発売狙いだったんだけど、K氏が見事先行でチケットゲットしたらしい!しかもチケット譲ってもらえることに!! まじ感謝。持つべきものは謎解き仲間ですね。うん。
開園
今回はいつもと違って急ぐ必要がないイベントなのでお喋りしながらのんびり入園。入口のお姉さんに何故かナゾトキゲームの参加者だとばれる。どうやら話していた内容が修学旅行の話だったので気づいたらしい。あの場所で修学旅行の話なんかしてたら確かに気づくね^^;
受付に行き960円を払ってナゾトキキットを無事ゲット!恐らく前に一人受けとった人が居ただけで俺らが2番目だね。どれだけやる気満々なんだかw 名簿をちらっと見たら、かなりずらーっと名前が書いてあったので予約者も多そう。確かWebページによると17日は既に200人以上の応募があったので、やっぱり人気があるんだなぁと思った瞬間でした。
ちょっと待った−っ!
受けとったキットを眺めながらひとまず座れる場所を探して庭園内を移動。歩きながらナゾトキ仲間が一言
K氏:「実はリアルナゾトキゲームのWebページに行ったらイベントの主催が書かれてて」
Sさん&俺:「ん?」
K氏:「この東京都庭園美術館ともう一ヶ所あt(ry」
Sさん&俺:「( ゚д゚)( ゚д゚)< ちょっと待ったーっ!!」
いやいやいやいやWebに載せている方も問題のような気もしないでもないけど、気づいても検索しちゃ駄目でしょ−!秘密の場所を探すのが一つの目的なんだから、そのネタは知らなかったことにして謎が解けるまでその話は厳禁でっ!!
こう何回も脱出ゲームに参加しているといろんな事を調べようとしちゃうからね。いつの間にかそういう癖が付いちゃうから。そりゃSCRAPの加藤さんにも「お前らもう来るな」って言われるわ。
ナゾトキ開始
まずは落ち着いて日記を読みたかったので、庭園入口近くの芝生広場にあった椅子を拝借して読みふける。(皆さんもどうぞ
- 1973年02月26日 雲が重く、・・・
- 1978年03月29日 今日はまさに・・・
- 1981年03月10日 私の計画は・・・
- 1984年09月25日 有元氏の個展を・・・
- 1985年01月07日 ついにあの計画が・・・
- 1985年02月25日 有元利夫氏が・・・
- 1985年04月08日 「使者」の前で・・・
旅行のしおりっぽく本の形に折りたたまれた日記。実は開くとその内側にナゾトキに重要な問題、解答用紙、そしてどこかの駅の2番出口からの地図が。庭園内では左上の5つの謎を解いて、次に向かうべき駅の名前を導き出すのが目的らしい。
この時点で目指す駅が想定通りだったことをK氏は確信したみたいw
次の目的地は?
庭園でa〜eのナゾを解くと新たなスタート地点がわかります。
a. ヒョウのみつめる先
b. 「風」から始まる二股の階段。左側の段数
c. 日本庭園で下記の図の形が円になっている。いくつあるか。
d. b+cの数
e. ワシントンの桜を探せ。寄贈されたのは明治□□年
さっそく上から順番に解いていく。ヒョウ、豹・・・。あ、いた。
日記を読んでいた芝生広場のはじっこに鎮座する豹の像が。さっそく豹に目線を合わせて遠くを眺めてみる美術館の窓際に「7」の紙を発見。
さて、次は近場の日本庭園に移動。日記にあった不思議な形を求めて取り敢えず池を一周してみる。ただお目当ての不思議な図形は全く見当たらない。池の周りの植木や燈籠の一部がそんな形に見えなくもないんだけど、ナゾトキにしてはちょっと情報が不明確すぎる。
これくらいの時間になってくると、同じナゾトキキットを持って庭園内をウロウロしている人がちらほら。思わずすれ違いざまに挨拶してみたりw
考えてみても該当しそうな物が思い当たらなかったので仕方が無くもう一度池を一周してみる。さっきはスルーした池の脇にある茶屋が怪しいと、その横の脇道を奥に入ってみると何やら不思議な物体が。その上面を見ると・・・。
ここでSさんがどこから数え始めたのか判らなくなるお約束を披露。ちゃんと目印置いていたじゃないですかw
何はともあれこれで2つ終了。
つぎはワシントンの桜かな。雰囲気的に「西洋庭園」にありそうなのでそちらへ移動。「ワシントンの桜」なんてたいそうな名前が付いているからどこかわかりやすく植えられているのかと思ったら、他の桜に紛れて普通に植わってたよ!もしかしたらその辺一体の桜が全部ワシントンの桜だったかもしれないけど。
幹にかかっているプレートを確認し、eの数字をゲット。
最後はbのナゾ。風の名を持つ二股の階段を探す。庭園自体それほど広いものでもないので、まだ足を運んでいない一角へ。「風 -wind-」と名付けられたオブジェの後ろにある二股の階段の段数を数えて無事に最後の数字をゲット。
a〜eの5つのナゾを解いて集めた数字を左上の図に当てはめてみると「ク ダン シタ」。次に目指すのは九段下駅か!
小休憩
九段下駅に移動する前にちょっと喫茶店で休憩。
なんか有名なお店があるって聞いていたんだけど、金田中の系列のお店だったのね。俺はずんだ餡の冷汁粉、二人はマンゴーのかき氷を食す。んむ。冷たくて美味しい。
帰りがけに他の修学旅行メンバーとも遭遇。やっぱりみんな好きだね、ナゾトキ。どうやらそちらのグループはゲームが終わった後に飲みに行くもよう。まだお昼過ぎなんですけどw
目黒駅と白金台駅のどっちが九段下に近いのか若干悩みながら、最終的には白金台に決定。
@九段下
地下鉄を使って白金台駅→九段下駅に移動。ここからは地図に従ってキーワード集め開始。
こちらは実際に歩いてキーワード集めることが出来るので写真だけ。のんびり歩いてみてください。
- Kにある道の名前 □□□□□
- Gにある像の名前 □□□□
- ウシのむかいにいる虫 □□
- Aにある花の名前 □□□
- 1981年、安井賞 □□□□□□
- Cにあるのは○○○大使館 □□□
- Dにある像が持っているもの □□
- Jにあるのは○○○○○公園 □□□□□
- Eの場所で乗れるもの □□□
- 一年に一度しかないみそは? □□□□□
- Hにある門の名前 □□□□□
- Iにある施設の名前 □□□□□
- Fにある像の名前 □□□
- Bの像と像の間、○○○はしないでください □□□
- 618 □□□
- ハンガーを使わない県は? □□□□□□
若干のナゾトキやなぞなぞが含まれているけれど、基本的にはスタンプラリーみたいな感覚。地図に描かれた場所でそれぞれ情報を集めていきます。お堀の周りを歩きながら少しずつ秘密の場所へ。
あともう少し
Kの位置にある道を通り秘密の場所まで後もう少しと迫ったとき、ふととってしまった何気ない行動。
マスの数、数えてみた。
1〜16までのキーワードで埋めたマスの数を数えてみたんですよ。そしたらね64個あるの。「終わらない修学旅行からの脱出」参加者ならここでピンと来たはず。若干「やっちゃった感」が漂いつつ、半分は「いや、まさかね。」と思いながら遂にその場所へ到着。
@秘密の場所
「あー」
看板見た瞬間に出た声。やっぱり想定通りでした。入口の脇に加藤さん、修学旅行の時にお世話になったみよっこ先生発見。最後のナゾトキもそこそこに雑談モードに入ろうとしたら怒られたw 仕方が無く(?)ナゾトキを実施。
みんなナゾトキちう
— みよしこういち (@miyocco) 2010年7月17日
http://twitpic.com/25zve0
みよっこ先生にナゾトキ風景をパパラッチされるの図。
【最後のナゾ】(反転で読めます)
集めたキーワードを8×8のマスに詰めて埋めていく。そして右上→左下に向かって読んだ8文字の言葉が最後のキーワード。
→ミライノオモイデ
ご対面
美術館の中に入り、受付の人にキーワードを見せてナゾトキ終了。渡された1枚の紙には今回のイベント開催の裏話。
暗い通路を通って奥へ進むと1枚の絵画が飾られた部屋が。とても綺麗な絵画でした。謎解きに集中するあまり、庭園美術館には入らずにこっちに来てしまったことを若干後悔。他の絵も見ておけば良かった。
#絵画の写真はありません。撮りたかったけど、美術館内だしね。
ナゾトキを終えて
絵画とご対面して今回のイベントは終了。
のはずだったんだけど、後続のメンバーが美術館入口で↑の看板を眺めて悩んでいる横で雑談タイム開始。この雑談が長いことw これまでに行ったイベントのこと、修学旅行後のメンバーのつながりのこと、これから開催される「二重密室からの脱出」や「夜の遊園地からの脱出」の話。SCRAPの裏話などなど。
「なんだこれ。すげ−楽しい。」そう思いながら1時間以上話し込んだのでした。
今回のナゾについても「結構易しめでしたね。特に最後のとか。」なんて話したら、案の定、加藤さんから最近恒例の「お前らもう来るな。」のコメントを頂きました。
何でも今回は有元利夫のファンが来る可能性があったため、マジックショーのように「脱出成功率8%」みたいな設定にしてしまうと、最後の絵を見られない人が続出してしまうためある程度難易度を下げたらしいです。それを聞いてなるほどと納得。今後は「かなり難しめ」のイベントと「少し易しめ」のイベントに分けて実施していくことも考えているとか。色々大変なんですね。
隠されたヒント
日記の表紙にあったマーク。あれも最後のナゾトキのヒントになっていたって気づきました?
仲間のSさんがずっと気になっていたらしく、聞いてみたらやっぱりヒントだったらしい。しかもそれに気がついてくれたことに相当喜んでましたw 最初は2×2のマスにしたらしいんだけど、「それじゃ誰も気がつかないだろ」って事で3×3にしたらしい。それでも気づいた人はすごく少ないんじゃないかなぁ。(日記を載せたリンク先のfaviconも変えておいたんですが、気づいてもらえたでしょうか。)
まとめ
今回も楽しかったです。ナゾは易しかったけどのんびり出来たしプチ同窓会みたいだったし。次回は来月末に実施される「二重密室からの脱出*2」に参加予定です!
で、実はこの後にも若干お話が続きます。リアルナゾトキゲームとは直接関係ないのですが、どうしても地名が出てきてしまうのでレポート公開まで控えてました。お暇な方だけ読んでもらえれば。