6月19日(土) 京都リアル脱出ゲームシリーズ「夜の学校からの脱出」*1のレポートです。
時系列としては↓の続編です。
※注意※
- 曖昧な記憶のまま書いているので、一部内容が実際と異なるかもしれないけどご了承をー。
- 実際のアイテムは後日公式ページに画像付きでアップされる(かもしれない)ので、そちらを見てくださいねー。
- 問題用紙については一部Web上で見やすいように加工してます。
- 以下の文章には謎解きに関するネタバレが含まれています。公演によっては再公演がある可能性もありますので読む場合は自己責任でお願いします。
◆その他レポートはこちら
気がつくとあなたは夜の学校にいる
小さい机に、小さい椅子。なんだか懐かしい匂い。
しかし、あなたは気づきはじめる
ここはなにかがおかしい
ひっそりと涙を流す肖像画
無人の教室に響く笑い声
歩いても歩いても、見つからない出口
あなたは夜の学校にとらわれてしまったようだ
わずかな手がかりを頼りに、あなたはここから脱出することができるだろうか
入場
今回の会場は小学校だった建物を再利用した「京都国際マンガミュージアム」。修学旅行のメンバーには団体入場用の入り口が用意されていたので、そちらを使ってぞろぞろと入場。中央に大きな「火の鳥」のオブジェが飾られた通路の下を通り1階の講堂に向かう。
入り口でクリップボード&3枚の紙を渡され中に入ると既に大勢の人が集まっていてなかなかの熱気。渡された資料を眺めたり、周りの展示物を色々と疑ってみたり・・・。そんな中スタッフから
スタッフ:「周りの展示物は謎とは関係ありませんので触らないでくださーい。」
ですって。ふむ「お前ら落ち着け。」って事ですね。周りを気にするのはやめて手元の資料に集中。両面が印刷されている案内状&解答用紙、校内図&ヒント記入欄、白紙が1枚。
案内状 解答用紙 校内図(※) キーワード
※謎解きに繋がる書き込みをしてしまったのでモザイク付きです。スミマセン・・・。(気になる人はあまり凝視しないでねw)
そして案内状にはこんな文章が。
夜の学校の歴史
1860年代に、西洋の近大教育を日本に伝えるために来日したイギリス人 オズモンド=ベルモンテによって開校の準備が進められる。彼は難聴であった上に、言葉のまったく通じない日本で、大変な苦労をした。開校直前に急な事故で逝去。享年52歳。その後彼の遺志を継いだ融資達によって、1869年に開校にいたる。
オズモンド=ベルモンテのモットーは
"God never gives us afflictions that we cannot go through."
−神は決して乗り越えられない試練を我々に与えることはない−
これ絶対に謎解きに使うよなー・・・。前回も何気なく書いてあった「あざ〜っす」の一言を使ったし。忘れないようにしよう。そしてよく見ると校内図の周りにはぐるっと囲むようにひらがなが。そしていろんなところに☆が書いてある。これも怪しい・・・。うん、というか全てが怪しいw
悶々とする中、次第に大きくなるBGM。そして消灯とともに扉が閉まり舞台にSCRAP加藤さんのご登場。
さぁ始まりますよ!
加藤さん登場で再度テンションアップ。今回の脱出ゲームの概要と大事なルールを説明してくれる。
【ルール】
・制限時間は80分。
・廊下は走っちゃだめ。簡単に言うと「走ったら死にます。」(←重要)
・謎の量が多いので、3〜4人くらいのチームで解くのがちょうどいいと思う。でも1人で解けない事はない。
・タイムアップ時に必ずこの講堂に戻ってきていること。(←超重要)
最後の謎を解いたら必ず時間内にこの講堂に戻らなくちゃいけないのね。今19時40分だから終了時刻はちょうど21時。さてやりますか! 絶対脱出してやる!!
余談だけど、各階にあるトイレも侵入可能箇所として黄色に塗られてるんだけど、空気を読まずに男が女子トイレに入ったり、またその逆もあったりして若干問題になっているらしいw 謎解き中にトイレに行けなかったら困るから侵入可能箇所になってるけど、謎に関するヒントは何もないってさ!
ヒントを探せ!
謎解きスタートと同時にグループで謎解きに行く人たちを横目に1人で行動開始。取り敢えず流されながら移動し、2階へ上る階段の踊り場に10cm×30cm位の白いボードを発見。人波の隙間から覗いてみると・・・
30 NHKにはない。 |
うむ、把握した。
こんな感じでヒントがたくさんあるから、それらを解いて解答用紙にキーワードを埋めていけって事ね。まず30の答えはCMだろうな。(メモメモ
1階から3階までまわり手当たり次第に問題を集め続ける。足下、棚の上、頭上、ドアの裏などなど至る所にヒントカードが。地下1階も探索可能箇所の指定されていたのに階段の目の前にお姉さんが立っていて先に行かせててくれない。恐らく後で来ることになるんだろう。3階は・・・あれ何もない。怪しい。ひとまず3階に上がる途中の階段にヒントがあったからしっかりとメモ。
01××××3××2××4
○キツネヲノセタソバウドン
「きつねそば?うどん?」そのまま過ぎてよく判らん。そういえば油揚げの入ったそばって関東と関西で呼び方が違うんだっけ?何か関係してたら困るな・・・(当方、関東生まれ関東育ちなもので)。
さらに時間が経ち、かなり歩き回ったもののヒントカードを全部見つけるのは無理そう。気がついたら既に開始から40分近く経過しているし。一度空いている椅子に座って解けそうな問題を解いて解答用紙を埋めてみることに。
・・・あ、これはやばい。殆ど埋まらないし時間も足りなさそう。むむむ。
と、そこへバスでお隣だった修学旅行メンバーと遭遇。お互い進捗が芳しくなかったので、ここで共同戦線を張る事に。お互いの情報を共有してみると、一部わからないところはあるものの何とか解答用紙のキーワードが埋められる状態に。(答えは反転で表示されます。)
夜の学校
からの脱出h 21. あがいにまえにと → JAPAN 22. ないるのえいす? 23. たまくなをごる a 1. ここの上 → コオリ i 24. このイベントは19時 → OPEN 2. ここの裏 25. ??? 3. これのちょうど真下 26. 閉←→○ b 4. 切ったりめくったりします → トランプ 27. ??? 5. 手品に使います j 28. ??? → CM? 6. 1から13まであります 29. ??? 7. ??? 30. NHKにはない c 8. 5の7文字目 → スウガク k 31. 500で割ると99余る → 1599 9. 16の4文字目 32. 1を足すと800で割り切れる 10. 21の2文字目 33. 3000より小さい 11. 4の6文字目 34. 3種類の数字がどれも奇数の4桁 d 12. 鯛と言えば? → ??? l 35. 燃えている → タイヨウ 13. えびと言えば? 36. ??? 14. モチと言えば? 37. 球体です 15. 肉と言えば? 38. 夜には見えない f 16. がっこうの四隅 → ウワグツ m 39. 赤と黒 → ルーレット g 17. ○○○○○ NUBER → LUCKY 40. 回転盤 18. ○○○○○ ITEM 41. ??? 19. ??? 42. 賭博 20. ○○○○○ SEVEN n 43. 畑にあるイカってなーんだ → スイカ
解答用紙にa〜oの各キーワードを埋めると新たなキーワードが浮かび上がった。
a b c d e f g h i j g k l m c n o ウ J タ ス トス ワ LA L イ ウ コラウ? グ UP C ヨルガスキ オンガ?シツ CA C1 ウークイバ リプク?ー KNOCK5 レ カセ ル Y PMY9 ツ ン E 9 ト N
【解答 その1】
学校内にばらまかれた43+αのヒント。これらを解いていくと「オンガクシツ」「KNOCK5」「ヨルガスキ」と言うキーワードが現れる。
3Fにある音楽室に行き、その扉を5回叩き中に入る。中にいるスタッフに合い言葉「夜が好き」を伝えると一枚の小さな紙が渡される。
第2の謎
ようやく一歩前進。既に残り30分くらい・・・。(だった気がする
が、渡された紙の意味がわからない。
表には○が沢山書かれいて、何かの文章を当てはめて数字の部分文字を抽出すればよさそう。裏の絵はさっぱりわからない。どこかの部屋の見取り図のように見えるんだけど、これまで巡った部屋を思い返してみてもこんな形をしていた部屋は全く記憶にない・・・。
情報がなければ謎解きは進まないので絵に描かれた配置になっている部屋を探すべく再び歩き回る事に。
・・・あれ?さっきまで通せんぼされていた地下1階に人がどんどん入ってく。
「一定の時間が経過すると入れるようになるのかな?」そう思って地下に降りようとしたらお姉さんに笑顔で止められましたw 地下に降りて行っている人は特に何かをしているようには見えないし、何かを持っているようにも見えない。いったい何が足りないのか不明なまま仕方なく一時撤退。
絵に該当する部屋が見つからないのでまずは表の謎解きに集中。あてもなく学校内をウロウロし、ふとゲームがスタートしてから殆ど近づいていなかった講堂に戻ってみると何やら中に人だかりが。そしてみんな壁を見上げている。 ・・・あ。
【解答 その2】
講堂の壁に学校の校歌が飾られている。数字に当てはまる箇所を順番に読んでみると。
→「ういんくしろ」
あー、ウィンクね。裏の絵の謎は全く解けていないけど恐らくさっきのお姉さんにウィンクすると通してもらえるんだな。確かにウィンクだったら後ろから見ていても特に大きな動作もないし。
第3の謎
地下1階への階段にいるお姉さんにぎこちないウインク(殆どホラーです)を見せ地下1階に下りてみると、ドアに張られた1枚の紙にこんな言葉が。
赤いヒントの横で創始者に「愛してる」と伝えろ。
それだけ?赤いヒントって何?創始者って誰??
全く見当が付きません。これまでにヒントカードを沢山見てきたけど、その中に赤いカードなんて1枚もなかったし。可能性は低いと思うけど、もし見つけていないカードの中に赤いのがあったら時間的にかなりまずい。一緒に回った仲間も心当たりが全く無さそう。判らなかったら取り合えず歩き回るのみ!と言うことでまた徘徊開始。
2階をぶらついていると何やら行列が。うーん、どうやらここっぽいなぁ。最初に歩き回ったときに一カ所だけ一方通行だった場所。確かに壁が赤い。赤いヒントってここか。限られた空間で謎解きやっているから、関係のある所に人だかりが出来ちゃって謎解きのヒントになっちゃうのは仕方がないのかなぁ。何とか対策して欲しいところだけど・・・。
と思いながらちゃっかりと行列に並ぶ。行列の先には一人のスタッフ。恐らくこのスタッフが創始者役なのね。この人に「愛してる」と伝えればいいのか。だんだん列が短くなっていき、目の前の人の順番に。少し離れて見ていると確かに「愛してる」と伝えているにもかかわらずその反応は芳しくない。どうやら伝わっていないようだ。そういえば・・・。
【解答 その3】
地下1階のヒントにあったとおり、赤いヒントの横に立っているスタッフ(創始者)に「愛してる」と伝える。
→ただしこの学校の創始者は「イギリス人&日本語がわからない&難聴」のため、最初に貰った白紙に「I love you.」と書いて見せる。
最終ヒント
創始者に貰った最後のヒント。見ると何やら図形と「の中心でこの紙を掲げろ。」
うん。この場所は判るぞ。
紙に書かれている「E」の本棚へ行き、該当箇所に収められている本を確認する。
→手塚治虫の「火の鳥」
この時点で残り時間5分強。かなりヤバイ。
紙の下に書かれている文章と繋げると「火の鳥の中心でこの紙を掲げろ。」か。あとは「火の鳥の中心」がどこかって事が問題だな。
実は最初のキーワードを埋めている頃から、会場正面に飾られた大きな「火の鳥」のオブジェの下で頻りに小さな紙を掲げていた人たちを見ていたのです。その時はまだヒントを貰っていなかったので正直「何をやっているんだろう・・・。」と思ってたけどこういうことか。
自分も急いでオブジェの下に回り紙を掲げてみる・・・。 ・・・何も起きないし視線の先にも何も見えない。
「もしかして2階か?」と思って2階通路、オブジェの真正面へ。そして紙を掲げる! ・・・やっぱり何も起きないorz
場内アナウンス:「残り5分です。」
ぎゃー!やばい!やばいー!!
何度も1階と2階を往復しつつ、いろんな角度から紙を掲げてみるけどヒントらしい物は何も見つからず、時間ばかりが経過する。
場内アナウンス:「残り1分です。」
あー無理だー。最初のルールで「必ず時間終了時に講堂に戻れ。」って言われていたから、謎は解けていないけど仕方がない。講堂へ戻ろう・・・(´・ω・`)
答え合わせ
脱出に失敗した事を認めつつ、それでもルールに従い最初の講堂へ集合する。
場内アナウンス:「5, 4, 3, 2, 1, 0!」
タイムアップと同時に講堂のドアが閉められ舞台に加藤さん登場。おもむろに謎の解説を始める。が、何故か謎の順番を間違えながら説明。加藤さんお疲れ?w 流石に途中で参加者に突っ込まれ正しい方向へ話を戻す。
「火の鳥」の中心でこの紙を掲げる。
そう。「火の鳥」と言うところまではあってた。
加藤さん:「これはもちろん吹き抜けに飾られている大きな「火の鳥のオブジェ」の事ではありません。」
ですよねー。どう考えても釣りですよねー。
加藤さん:「お渡しした校内図の周りにはひらがなが書かれていました。この中に「ひ」「の」「と」「り」があり、」
俺:「( ゚д゚)<あ」
加藤さん:「それらを結ぶと資料室の真ん中で交わります!資料室に行き、線が交わった場所でこの紙を掲げた人が今回の脱出成功者です!」
ぐあーっ!しまったーっ!(悶絶する俺)
校内図に書かれていたひらがなはfのキーワードを導くために使ったからもう使わないと思って完全にスルーしてたーorz 前回のマジックショーの時も同じ情報を2回使ったのに・・・。とひとしきり後悔したところで
加藤さん:「そして脱出成功のためには必ずタイムアップでこの場所に戻ってきてくださいと伝えました。」
加藤さん:「今回の脱出に成功したのはこの人達です!」
加藤さんのかけ声とともに引き上げられる緞帳。そして対峙するように緞帳の裏に集まっていたのはメチャクチャ笑顔の参加者達! はい、完全に「勝者と敗者の図」の完成でございますorz まさかこんな屈辱的な最後を迎える事になるとはーっ!くーやーしーいー!! さらに追い打ちをかけるように・・・
加藤さん:「そういえば今日は東京からバスでやってきた人たちも参加してましたね。修学旅行参加組で脱出できなかった人いますか?」
くっ! 悔しいがここは手を上げざるを得ないっ! きっと俺ら以外にも結構いるだろう!
「はいっ!」
「ハイッ!」
・・・あれっ!思ったより少ない。まさにパラパラといった感じorz
それを見て加藤さん大爆笑。脱出失敗者も含め周りもテンションアップ。あぁ笑えばいいさー。ここまで来たらとことんネタになってやる! つД`)・゚・。・゚゚・*:.。
ゲームが終わって
うん。もの凄く悔しかったけど、すごく楽しかった。
3〜4人くらいがちょうどいいと言われてたんだから、もっと早いうちにチーム組んで挑んでおくべきだったと後悔。そして前回の経験を全く活かせなかった事も。ラスト1つの謎を解ければクリアだっただけに本当に悔しすぎる。次の「夜の遊園地からの脱出*2」は既にチケット入手済み。次回はっ!次回はーっ!!
最後に
修学旅行のまとめにも少し書きましたが、SCRAPの皆さん、修学旅行を運営してくれた皆さん、そして参加者の皆さんに多大なる感謝。光栄にも今後に繋がる関係を築けた事が嬉しい。今月のリアルナゾトキゲーム、8月(?)に予定されている同窓会、そして9月の「夜の遊園地からの脱出」でまた会いましょう!