徒然なるままに

脱出系ゲームのレポートや日々の戯れ言を綴るブログ。

「二重密室から脱出せよ」参加レポート その2

「二重密室から脱出せよ」参加レポート その1の続きです。


d.hatena.ne.jp

が、「ミステリーナイト」パートは詳細に内容を書いて良いものかよく判らないのでざっくり書きます。配られた資料にも「インターネット上への転載厳禁!」って書かれていたので。


「ミステリーナイト」パート開始

脱出パートがタイムアップとなり、SCRAP加藤さんからの謎解き解説後、続々と参加メンバーがこちらの部屋に移動してくる。どうやら「脱出に失敗した人たちはここお帰りくださいー。」という事にはならなかったらしいw 同期は脱出に失敗したもよう。まずは1勝かw

全チーム移動後、再びGMの藻座利夫が登場。どうやらここからは昭和33年に起きた「藻座例抄」死亡事件の再現劇が始まるらしい。

昭和33年の事件当時の動き、台詞を演劇風に再現していく出演者達。


そんな中、悲劇は繰り返される。
事件を再現していた出演者の一人が突然舞台上で死亡。どうやら死因は毒殺らしい。


我々に与えられた使命は、いま目の前で起きた事件の犯人を暴き出すこと。そして33年前の事件の真相を導き出すこと!

検証開始

事件現場はチーム毎に現場検証が出来る。ただし時間は1チームたったの2分のみ!ミステリーナイトは初めてなので何を見たらいいのか全く判らず、右往左往している間に2分が経過。ここでも同じチームの観察眼に救われた。普通そんな所気がつかないよ・・・。俺は完全に関係ない情報にミスリードされてたしorz

現場で入手した情報、過去の調査結果などを元に事件の真相を暴き、逮捕状に犯人の名前・トリックを書いて提出。検討する時間はわずかに15分。脱出ゲーム以上に時間が短くめっちゃ頭を使った・・・。

脱出ゲームパート再び

頭から熱が出てるんじゃないかと思うほど使い倒して逮捕状を出し、タイムアップになった後、SCRAP加藤さんから衝撃の発言。

 加藤さん:「脱出ゲームはまだ終わっていません。皆さんのテーブルの下に最後の問題があります。
 加藤さん:制限時間は10分(?)です。10分以内に謎を解き、解答を提出してください。」

 無理矢理押しても開きはしない
 すべての謎を解き明かし
 最後に使うのは箱と数字で毒ではない

        1  5
        3  3
        4  2
       5  1
        1  5
        3  3
        4  2

※HTMLの記載が下手で4行目の「5 1」が若干ずれていますが、実際にはそんなことはありません。 f:id:Sapphire:20100831210603j

[BGM:いつもの]


残り時間が少なくなるとかかるいつものBGMに圧迫されながら、問題に向き合う。

まずは文章を理解。今解いたミステリーの話に絡んでいるようにも見える。ただ左下の7の二乗がいつものアレを想像される。(アレが判らない人は過去のレポートを読んでもらえると大体判ると思います。)
文字数を数えてみるが42文字で49には少し足りない。あと特徴的なのは右側の数字が2つ足すとすべて6になるという所か。次に頭から15文字目、33文字目と読んでみるけど文章にならない。そもそも51文字目なんてないし。

ここで漢字をひらがなに変えて数えてみようと。1,2,3・・・48。あれ?1足りない。ひらがなじゃないのか?? 慌てずにもう一度数え直す。1,2,3・・・49!やっぱりそうか。漢字をひらがなに変えて数えるんだ! と気づいた頃には既にメンバーが7×7のブロック状にメッセージを並び替えていた。

 ムリヤリオシテ
 モヒラキハシナ
 イスベテノナゾ
 ヲトキアカシサ
 イゴニツカウノ
 ハハコトスウジ
 デドクデハナイ

これであとは右側の数字を使えば良いんだな。「1 5」や「3 3」とあるから縦横で該当する所を読めばいいのかな?「イスキオ・・・」違うーorz
すると仲間が順に丸をつけ始める。上から読むと「リキノシゴトハ」→「力の仕事は」になるみたい。でも何でそうなるんだろう・・・。


みなさんはおわかりになったでしょうか。このナゾを解くには、右側の数字が全部足すと6になっているのがポイントだったらしい。前半の脱出の時に出たお絵かきロジックと同じ要領で、例えば1行目は左に1マス、右に5マス塗ると左から2番目の「リ」の部分だけが空白になる。同じように読んでいくと文章になるって寸法らしい。

 ■リ■■■■■
 ■■■キ■■■
 ■■■■ノ■■
 ■■■■■シ■
 ■ゴ■■■■■
 ■■■ト■■■
 ■■■■ハ■■

マジすげー。いつもよりさらに一つ捻ってきた事に感動。そして本日閃きすぎのcubeの人でした。
ちなみに「力」って言うのはミステリーナイトの出演者の名前で、その職業である「ミュージカル俳優」を書いて封筒に入れてスタッフに提出!

おや?

解けた謎に満足しつつ、他のチームの様子を見ていると一向に封筒を提出しに行くチームが居ない。これは一人勝ちかとw 普段脱出ゲームに参加している人であれば気づくポイントかもしれないけど初めての人は厳しいのかも。後々の公演では脱出成功者が全く出なかった回もあったみたいだし。

最後のこの問題は修学旅行後に京都を案内してくれたウォーリーが、公演の3日前に「問題作っといて。」って無茶振りされて作った問題らしいw ミステリーナイトの内容に沿った文章を作りつつ謎を埋め込まなくちゃいけないから大変だよなぁ。俺は絶対に3日では作れそうにない。

ネタバレ

タイムアップギリギリになって封筒を提出するためにダッシュするチーム続出。その後、加藤さんによって最後の謎のネタバレが行われる。会場から漏れるため息。

 加藤さん:「ミュージカル俳優」と書いて提出したチームありますか?
 俺ら:「はーい」

結局、俺達の回で最終問題の脱出に成功したのは2チームだけでした。30数チーム中2チームなので優越感もひとしおでした。

ミステリーナイト解説と表彰

説明終了後、別会場へ移動。ミステリーナイトの解説VTRが流され、犯人と使われたトリックの説明が行われる。うん、自己採点ではほぼ満点といったところかな。(この人、自分には甘いようです。) 主に自分の観察眼ではなくチームのおかげだけど。

そして普段の脱出ゲームではない表彰式が。最初の脱出パートは脱出出来た順で30点、29点・・・を獲得。最後の脱出パートは脱出出来たチームに20点が与えられた。俺らのチームは最初の脱出が3番目で28点、最後のも成功したので合計48点でEscape部門堂々の1位でした!!全体を通しても結構高めの点数なんじゃないかなと思う。
前に呼ばれてぎこちなく商品とバッチを受けとる俺ら4人。当然のように周りにはカメラを持ったスタッフがいたし、最初の回の表彰だったのでもしかしたら今頃どこかに晒されてるかもしれません^^;

感想

最後に個人的な感想をいくつか。

  • 今回は人だかりが出来ることによってネタがばれるようなことが少なかった気がする。
  • 採点方式なのであれば先に言って欲しかった。「トキノ門」を通るときも堪えに絶対の自信があったからあえて急いで並ぶことはしなかったし。門から遠いチームはそれだけでも不利だし。
  • 2つめの脱出については流石に話が唐突すぎたかなーと思わなくもない。
  • ミステリーナイトは初参戦だったけど、若干しこりが残るような感じが・・・。「確かにそれ以外あり得ない!」って言う感じにならなかったし。
  • 時間がかかるのは判るけど、是非とも全員の採点をして欲しかったかな。


総じて楽しめたことには変わりなし!次回は9月18日の「夜の遊園地からの脱出」に参加予定です。リアル脱出ゲームの脱出成功率は今回で66.6%(2勝1敗)になった。次回も絶対脱出するぞー!